スクエアコラム

 

ヤングケアラーのない社会

愛知県は家族の介護や世話をする18歳未満の子ども「ヤングケアラー」に関する初めての実態調査の結果を4月1日に公表した。

公立学校の児童生徒を対象にした調査では、中学校2年生の11.3%(9人に1人)、高校2年生(全日制)の7.1%(14人に1人)が「世話をする家族がいる」と答えていた。

全国的には中学2年生の5.7%(17人に1人)、全日制高校2年生の4.1%(24人に1人)であり、愛知県は平均より高い数字が示されている。

中学生や高校生などにとって、家族を介護しながら学業を両立するのは容易ではない。「宿題や勉強の時間が取れない」「睡眠時間を確保できない」「友達と遊ぶ時間がない」などの問題が発生し、就職や家庭生活にも影響が生じる。

ヤングケアラーだけを救うのではなく、その背後にある人々の生活問題とその解決に目を向ける必要がある。そのためにも、潜在化している課題を洗い出して、自治体交渉や企業支援につなげる運動の継続が重要であると認識する。

NTT労働組合東海総支部

執行委員長 安藤 伸一

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