歩行者を巻き込まない(5月24日)

全国で押さない子どもたちが巻き込まれる悲惨な交通事故が相次いでいる。
国や警察などは、通学路のガードレール設置や、渋滞時の抜け道となっている路面を塗装し、段差を設けて減速させるなど対策を行なっているが十分ではなく、大津市で保育園児が犠牲となた事故現場はガードレール未設置だった。
国際道路交通事故データベースの2015年「状態別交通事故死者」の構成比率をみると、「歩行中の事故死亡」は欧米諸国の15%前後に対し、日本は37.3%とずば抜けて高い。欧米諸国と比べ日本の歩道は狭いとの指摘や、2016年のJAFの調査では、全国94ヵ所の信号機の無い横断歩道を通過する車1万26台のうち、歩行者が渡ろうとしている場面で停車したのは757台(7.6%)と結果もあり、日本の交通事情は「歩行者軽視」であることは明確だ。
自動車の安全性能の向上も重要だが、車だけで解決できる課題ではない。もっと歩行者を重視した対策を取らねばならないのではないか。

NTT労働組合東海総支部
副執行委員長 細江 康文